コールマン(Coleman Company, Inc. )は、アメリカ合衆国のキャンプ用品製造・販売業者です。
1900年頃にウィリアム・コフィン・
コールマンによってオクラホマ州で創業されました。
当初はガソリン式ランプの販売を行っていました。
ただし当時のガソリン式ランプは故障しやすいという弱点があったため、
すぐにリース方式に切り替え、こまめにメンテナンスを行うことによって顧客の信頼を得るよう
工夫したのです。
1902年にはカンザス州に移転しました。
当初はガソリン式ランプを専門に扱っていましたが、電灯が普及するようになると屋外でも使える
ガソリン式ランタンの製造に力を入れ始めました。
当初これは牛小屋・馬小屋などで使われ、これらの製品はアメリカ軍にも納入されたのです。
1942年には米軍に依頼され戦場で使う調理用ガソリン式ストーブの製造を開始。
完成品の条件は「摂氏マイナス51度からプラス52度の環境で作動し、なおかつ1クォートの
ミルク缶に収まるもの」という厳しいものでした。※1クォート→0.946352 リットル(米国)
このストーブはGIポケットストーブ(モデル520)と呼ばれ、従軍記者のアーニー・パイルが
「戦争におけるもののうち、武器以外での主要発明品はジープとGIストーブだ」と書いたことから
注目されるようになりました。
現代ではテントなどキャンプ用品全般を扱っています。
なおGIストーブはその後モデルチェンジ(最新モデルは1950年制式採用のM-1950)を経て、
民生品(モデル536、538)も販売されましたが、開発費を負担した米軍に生産工場の
決定権があるため、製造はSMP(States Machine Products )に移り、現在
コールマンでは
製造していません。
日本には日本法人の
コールマンジャパンがあります。
現代では
コールマンジャパンが日本向け専用に設計・製造された製品も扱っています。
商品は直販のほか、一般のキャンプ用品店、登山用品店、釣具店、ホームセンター、
銃砲店(過去販売例)での購入も可能となっています。
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